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勇者「しょじょっていう持ち物を売れば儲かるらしい!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 18:51:53.96 ID:BbeN2QxA0
勇者「でもそんなの持ってたかな・・・」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 18:54:33.10 ID:BbeN2QxA0
勇者「おなか空いたなぁ」

勇者「もうお財布もからっぽだし、売れそうな道具もないし・・・」

勇者「こうなったら道具屋さんにきいてみようかなぁ」


勇者「すいませーん・・」

道具屋「はいどうなさいました?」

勇者「あのー、しょじょていうのをを売りたいんですけど・・・」

道具屋「~~!!?」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 18:57:22.96 ID:BbeN2QxA0
勇者「私、もってるらしいんですけど。どれのことなのかわからなくて・・・」


【勇者は机の上に袋の中身を広げた】
ジャラジャラ

勇者「うーん、これかなぁ?」

勇者「これですか?」

道具屋「それはゴミだよ・・・あのねお嬢ちゃん」

勇者「わからないんで言い値で買い取ってください!」

道具屋「お、お嬢ちゃん・・・めったなことは口にしないほうがいい」

勇者「え・・・」

道具屋「いまおいくつだい」

勇者「16歳になったので旅にでたんですけどお金が・・・」

道具屋「16・・・世も末だな」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:02:53.21 ID:BbeN2QxA0
勇者「はい世も末です。だから私が遠路はるばるこうして旅に」

道具屋「そんなにお金に困ってるのなら働けばいいよ」

勇者「いえ・・・働いてる場合ではないので」

道具屋「おじさんをからかってないでさっさとお家に帰りなさい!」

勇者「ひぇっ!」


道具屋「ったく・・・いい大人をバカにして。近頃の娘はみんなああなのかい」



勇者「うーん怒られちゃった」

勇者「もしかして『それを捨てるなんてとんでもない!』な持ち物なのかな」

勇者「聞きに行こうかなぁ。でもまた怒鳴られたら嫌だしなぁ・・・」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:06:52.28 ID:BbeN2QxA0
勇者「違う人にきいてみよ」

勇者「すいませーん」

商人「ん? なんだいお嬢ちゃんこの街を一人でぶらつくなんて危ないよぉ」

勇者「しょじょっていうものを売りたいんですけど」

商人「!!!!!」

勇者「どうしてびっくりするんですか。やっぱり買い取ってくれないんですか?」

商人「・・・・!(なんという上玉・・・・)」

勇者「じゃあいいです・・・」

商人「ま、まった!」

勇者「はい?」

商人「へへへ、俺が買い取ってやることはできねぇが確実に売れる場所の紹介ならしてやるぜぇ・・・」

勇者「ほんとですか!!」

商人(まだいまなら商品登録は間に合うはず・・・俺にも運がめぐってきたか!)


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:11:20.13 ID:BbeN2QxA0
・・・


支配人「ほう、じゃあ君勇者なのか」ジロジロ

勇者「はい!」

支配人「で、なんだって? 勇者様がここに何の用かね」

商人「処女をうりたいんですとよ。ぐへへへ」

支配人「ククク・・・なるほど、これは良い値がつくでしょうな」

商人「それで報奨金は」

支配人「わかっている。お前の入るのは一割だ」

商人「い、一割ですか・・・」

支配人「だがこの娘なら最低20万Gはつくだろう」

勇者「?」

商人「へっへ。そんだけもらえりゃありがてぇ」

勇者「紹介してくれてありがとうございました」

商人「ははは! いい人に買われるといいなお嬢ちゃん!」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:16:22.34 ID:BbeN2QxA0
支配人「ではこちらの部屋へ。競売はすぐに始まります」

勇者「競売?」

支配人「の前に」

カシャン

勇者「!!!」

支配人「決まりですので。いや、もういいか。おい、早く来い娘」

勇者「・・・なっ! 外してよ!! なにこれ聞いてない!!!」

支配人「だまれアバズレの商品の分際で!!」ペシン

勇者「ひっ」

支配人「おらぁ! 登録した以上てめぇはうちのモンなんだよ!」

勇者「いやっ! はずして! はずしてってば!」

支配人「処女うりてーつったのはてめぇだろうがよ!!」

勇者「やっぱり売らない! やめるっ!」

支配人「うっせー客がまってんだ抵抗すんな!!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:22:17.43 ID:BbeN2QxA0
支配人「さぁみなさんお集まり」

支配人「闇競売へようこそ」

支配人「今日もよりどりみどり、素晴らしい商品が入っていますのでぜひ競り落としていってください」



【舞台袖】


支配人「お前の出品は4番目だ。いい人に買われるといいな」

支配人「ま、といってもここに来ているのは女買い目的のゴロツキや、腐った王族貴族」

支配人「盗賊や海賊。世間のはみだしものばかりだ。多少金をもっててもろくな奴はいねぇ」

勇者(んぐ・・・しゃべれない・・・どうしよう・・・)

勇者(んぎゅー、これ外して苦しいよぉ・・・)

支配人「残念! 勇者様の旅はここで終わってしまった! はははは!」

勇者(そんな・・・!)


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:27:09.91 ID:BbeN2QxA0
・・・


支配人「出番だ! 来い」

勇者「ん゛~~!! んぐー!」

支配人「汚い声をだすな。お前は商品なんだからな」


支配人「さぁみなさんにとって嬉しいサプライズ商品のお出ましです」

支配人「本日入荷しました生きのいい美少女!」」

勇者「うぅ・・・」

支配人「しかもなんと彼女! 自分のことを勇者と自称するではないですか!」

支配人「さらに彼女! 勇者であるといいながら堂々と身売りをしてきたのです!」


客「!!!」ざわざわ

支配人「真偽は定かではございませんが、信じる方のみご入札ください」

支配人「ホラ吹きの野良少女だとしても当方は一切の責任をとれません」

支配人「では2000Gから」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:30:31.75 ID:B9Vjboyw0
2200G


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:30:38.43 ID:oAfgjzaX0
買います


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:31:28.53 ID:GprYg0Kn0
30000G


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:32:52.79 ID:BbeN2QxA0
盗賊「どうおもう」

手下「さすがに偽物でしょ」

盗賊「だよなぁ。勇者が競りにかけられるなんてきいたこともないぜ」

海賊(勇者が王都をでたのは数週間前ときいている。足跡を考えればこの街へ来ているのもおかしくはないか・・・)

海賊(それにあの服装と腰の剣・・・見覚えがあるような・・・)


盗賊「お、なんだ海賊野郎きてたのか」

海賊「・・・」

盗賊「海の漢ってのはスカしてやがるぜ。今日は何目的だ」

海賊「・・・お前と同じだ」

盗賊「だよなぁ! お前んトコは漢ばっかでどいつもこいつもたいそう飢えてやがる」

盗賊「ふだんはどうやって処理してんだ? 野郎同士でガン掘りかぁ?」

海賊「・・・」

手下「やめましょうよ親分・・・ここでの揉め事はご法度ですよ」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:38:26.21 ID:BbeN2QxA0
支配人「なかなか手があがらないようですが」

盗賊「おい支配人!! その娘何歳だぁ!!」

支配人「16と、申しております。経験もございません」

支配人「なお、すべて自称です」

盗賊「ぎゃはは自称じゃなんの参考にもならんわな」

手下「飛び入りだと確認する時間もないようですしね」

盗賊「勇者ほどのタマをじっくり調べてから売りに出さねぇってことは、馬鹿馬鹿しい。ニセモンだ」

手下「っすね」

海賊「・・・かもしれないな」

盗賊「ま、2000で落札できるなら買っとくか」

盗賊「2000!!」

支配人「はい2000G! お、そちらの貴族様5000G!」

盗賊「チッ、こいつら全員様子見かよ。5500!」

盗賊(この辺りがそこらの上玉女の相場だ・・・ちっ、無駄な買い物しちまったぜ)

勇者「・・・(どうしようどうしよう)」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:45:36.61 ID:BbeN2QxA0
支配人「現在5500G。もういませんか?」

盗賊「お前ら、あの娘好きにしていいぞ」

手下「まじっすかああ!! 俺年下の女の子大好きなんすよ」

海賊「支配人!」

支配人「はいなんでしょう! おやあなたは、かの高名な海の荒くれさん」

海賊「少しでいい。声を聞かせてくれ」

支配人「いいでしょう」

支配人「おい、外してやる。自己紹介をしろ。余計なことを喋ったら殺す」ボソッ

勇者「!!」

勇者「・・・ゆ、ゆうしゃ・・・です・・・グス。北の王国からやってきました。特技は雷の魔法です・・・」

海賊「・・・そうか。最後にすこしだけ、前を向いてくれないか」

勇者「はい・・・」ブワッ

海賊「ありがとう」

支配人「さあ現在5500G。これ以上なければ終了させていただきますが」

海賊「20000G」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:50:42.61 ID:BbeN2QxA0
支配人「に、にまん・・・20000入りました!」

貴族「20000だと!!?」

王族「いったいどういうことじゃ。あやつは何もんじゃ」

部下「このあたりでは有名な海賊です。港を仕切っています」


盗賊「おいおい海賊イカレたか。奴隷何人買える額だこら」

海賊「あぁ。好みなもんでな。可愛い顔しているだろう」

盗賊「はっはっはっは! 22000!」

手下「お、親分無理ですヨォ」

支配人「22000きました!」

王族「ま、まさか本物・・・!? 30000じゃ! 30000だすぞ!」

貴族「勇者をめとれるなら安いものか。ええい32000!」

支配人「32000きましたー!(ふっふふ。付いているな)」

支配人(冗談半分ではあったが。まさか本物とは)


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 19:56:03.44 ID:BbeN2QxA0
王族「ご、50000じゃ! どうじゃ! ワシの向こう一年分の小遣いまでいれたぞい!」

貴族「ぐぐ・・・さすがにこれまでか」

盗賊「やれやれ」

海賊「・・・」

盗賊「あきらめろ」ポンッ

盗賊「お前の目論見どおりだ。あいつにここで金を使わせとけば俺らは後の商品は楽に競り落とせる」

手下「さ、さすが親分! 見抜いてたんですか!」

盗賊「あたぼうよ。あいつらは俺ら賊には負けたくないとおもってるからな」

海賊「・・・」

盗賊「辛気臭ぇー顔すんなよ。好みの女ならまたでてくるって! な?」

支配人「それでは王族様! 50000Gでらくさ」

海賊「200000G」

王族「なんじゃと!!」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:01:38.32 ID:BbeN2QxA0
勇者「うぅ・・・・・やだよぅ・・・買われたくないよぅ・・・」


支配人(ハハハ・・・嘘だろおい。いま200000万っていったか)

支配人(ならこの娘は・・・いや、相手はただの賊だ。何がわかるもんか)

支配人(こんなところ所詮、己の欲望を満たし、財力を誇示したいだけの糞どもの掃き溜め)

支配人(金を溝に捨てるなら勝手にしやがれ!)

支配人「200000Gで落札です!!」


王族「・・・」

貴族「・・・」

盗賊「・・・・一目惚れってのは金かかるもんなんだな」



海賊「手錠を外してやってくれ」

支配人「は、はい!」カチャン

勇者「あっ」

海賊「こい、行くぞ」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:11:16.78 ID:BbeN2QxA0



勇者「あの・・・私これから・・・」

海賊「船にのれ」

勇者「え・・・」

海賊「お前に払った分は体で返してもらう」

勇者「か、体?? あ! わかりました力仕事なら得意です!」

海賊「・・・」

船員A「か、かしらー!」

海賊「おう、船出だ」

船員B「船出だ! じゃないですよバカですかあんたぁ!」

海賊「あ、こいつは今回競り落した新しい部下で名前は・・・そうだな・・・」

船員C「競り落したってさらっとなにいってんですか! 頭がもってった20万Gどうしたんです!」

海賊「競り合いになってしまって」

船員A「200000・・・ですよ?」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:39:47.37 ID:BbeN2QxA0
海賊「・・・・あぁ200000だ」

船員A「一体この娘なにもんなんです?」

勇者「はじめましてゆうs」

海賊「待て。お前は今日から勇者ではない」ボソッ

勇者「え・・・あ・・・そうなんですか?」

海賊「勇・・・子だ」

船員C「名前きいてるんじゃないですよぉ! なにもんなのかってことです」

船員B「なんでこんな娘っ子に200000も!」

海賊「お前らは競売に参加したこと無いから、しらないかもしれないが」

船員A「なんなんですか」

海賊「女は高い」

船員A「!」

海賊「これでも安くすんだほうだ」

船員B「そ、そうなんですか・・・」ゴクリ


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:43:02.68 ID:BbeN2QxA0
船員A「にしてもべらぼうに高いんですね。頭は俺をいくらで買ったかお覚えで?」

海賊「お前はたしか・・・1200Gくらいだったか・・・」

船員A「忘れました」

海賊「ッ!」ベキッ

船員A「ぎゃあ」

船員B「覚えておけ新入りちゃん。頭をからかうとああなる」

勇者「は、はい・・・」

海賊「まずは乗れ。船の中を案内する」

勇者(これから私どうなっちゃうんだろう・・・)

勇者(海賊ってすごく怖い人たちだよね・・・・)ブルブル


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:47:31.56 ID:BbeN2QxA0
勇者「わぁ。広い!」」

海賊「俺の自慢の船で。俺たちの家だ」

海賊「部下は20人いる。お前で21人目だ」

勇者「そんなにいっぱい」

船員A「一時期はもっといたんだぜ! でもこの人すぐに」

海賊「やめろ。余計なことを言うな」

勇者「?」

海賊「お前の部屋はそうだな・・・」

船員C「ヘッヘッヘ! 俺らの大部屋にこいよ新入りちゃん!」

船員B「いい! それいいよ!」

海賊「だめだ。お前はしばらく俺の個室で寝ろ」

勇者「え・・・」

船員A「そんなぁ・・・頭ずるいっすよ。せっかくの女子を」

船員B「せっかく夢にまで見た女子が仲間になったとおもいきや、頭のコレだなんて・・・」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:53:47.41 ID:BbeN2QxA0
勇者「えっ、え?」

海賊「邪推するな。あくまでひとりの部下としてだな」

船員C「女子を部屋につれこむなんて丘の野蛮人がすることですぜ!」

海賊「だまれ!」

副船長「それに、かわいい女の子ならあたしがいるじゃなぁい?」ヌッ

海賊「ッ!」

副船長「なによぅ、その顔、失礼しちゃうわ」

船員A「副船長! きいてくださいよ頭ときたらこんな年端もいかぬ小娘を」

海賊「おい」

         ダーリン 
副船長「お帰り船長。それで、その子が新しい子? んふふ可愛い」

勇者(なにこのゴツイ人・・・・女の人・・・じゃないよね? ヒゲの跡あるし・・・)

勇者「あの・・・はじめまして」

副船長「よろしくね。あらあなた・・・その格好」

船長「すぐに着替えさせる。ついて来い」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 20:58:32.21 ID:BbeN2QxA0
勇者「ここが海賊さんの部屋ですか・・・?」

海賊「船長と呼べ。」

勇者「は、はい船長!」

海賊「ちょうどいい服のサイズがないな。すこしぶかぶかかもしれないがこれで我慢してくれ」

勇者「・・・これを着るんですか?」

海賊「船員服だ。悪いな男物で」

勇者「いえ。着ます」ヌギッ

海賊「! ま、まて。俺は外で待つ。着替え終わったら呼べ」

勇者「・・・・? はい」



海賊「・・・やれやれ」

副船長「やれやれって言いたいのはこっちよ。どういうつもり200000Gだなんて」

海賊「・・・」

副船長「あなたが今回大幅に船員を増強するっていったから持たせたのよ!!」

副船長「んもう! やっぱりあたしも一緒にいけばよかった!!」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:02:48.80 ID:BbeN2QxA0
海賊「一緒にいったとしても、結果は変わらん」

副船長「強情ねぇ。あの子にそんな価値があるというの?」

海賊「まだわからん」

副船長「青田買いにしてもタチ悪すぎよぉ!」

海賊「・・・」

副船長「それとも、あたしが我慢できなくなった?」ウルッ

海賊「~~~ッ!!」

船員A「ヒューヒュー。妬けるぜ船長」

船員B「お似合い~~!!」

副船長「あらどうも、うふふ」

海賊「黙れ。そしてお前らは持ち場へ戻れ」


副船長「また今度機嫌が良い日に聞かせてもらうわ」

海賊「・・・」

勇者「あのぅ・・・着替え終わりました」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:09:32.36 ID:BbeN2QxA0
海賊「なかなか似合ってるな」

勇者「ほんとですか?」

副船長「ちんちくりんじゃない」

勇者「・・・・」

海賊「船の中を案内する」

勇者「はい」



海賊「まずここが厨房だ」

勇者「おいしそうな匂い・・・」

海賊「お前は新入りだからここで見習いからはじめてもらう」

料理長「へぇこの娘が新入りですかい。200000の」

海賊「・・・もうしっているのか」

料理長「もう全員に広まってますぜ。あの船長がついに欲望に負けたって」

海賊「干物にしてやろうか」

料理長「あぁ俺はなんともおもってないんで悪しからず」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:14:16.63 ID:BbeN2QxA0
海賊「明日からコキ使ってやってくれ」

料理長「へいよ」

勇者「お料理はあんまりしたことありませんけどよろしくおねがいします!」

料理長「おう、俺も女の子と仕事できるならみなぎってくるってもんよ」

海賊「自分の部下に手をだすような真似はするなよ・・・?」

料理長「それあんたが言うことかい」



船員A「おー! 新入りちゃん! こっちこっち!」

勇者「なんですかここは? ゴミ置き場・・・?」

船員B「ちげぇよ! 俺らの部屋だよ!」

勇者「え・・・すごい臭い・・・」

船員C「こっちおいでよ! 新入りちゃんの寝るとこあけてるぜ!」

勇者「えっと・・・ここで寝泊まりを・・・?」」

海賊「いや違う。ここは確かゴミ置き場だ」

船員A「かしらぁ! ずりぃっすよ! 俺らも新入りちゃんと楽しみたい!」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:19:54.24 ID:BbeN2QxA0
船員B「そうですよ! 俺らみんなで稼いだ金ですよ!」

海賊「・・・」

船員C「そうだそうだ! あんまりだ!」

船員D「お嬢ちゃん! こっちへ来なさい! 悪いようにはしませんよ!」

勇者「あ、あの・・・私ここで寝てもいいですけど」

船員A「うおおおお! まじで!!」

海賊「・・・・干物になるか?」

船員達「!!」

船員A(コレ以上はやべぇ)

船員B(まじだ。まじで頭のコレだったんだ)

船員C(コレだな。頭にもついに春がきたのか)


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:26:08.01 ID:BbeN2QxA0
海賊「こいつは俺たちの部下であり仲間だ。誰も手出しは許さん」

勇者「仲間・・・? 奴隷じゃなくて・・・ですか?」

船員A「奴隷なもんか!」

船員B「俺たちゃ、『元』、だな」

船員C「いや案外奴隷かもよ。頭超こえーもんw」

船員A「違いねぇ。歯向かったら干物だ」

勇者「はぁ・・?」

海賊「お前を買いはしたが、女の奴隷として買ったわけじゃない。俺の新しい部下に加えたかっただけだ」

勇者「そうなんですか」

海賊「だがゆえにボスである俺の命令は絶対だ」

勇者「は、はい!」

船員A「上司である俺らの命令も絶対だぁ!」

勇者「は、はひ」

海賊「こいつらの言うことはあまり聞かなくていい。聞くな、命令だ」

船員B「かしらぁ~」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:31:05.96 ID:BbeN2QxA0
海賊「寝泊まりは俺の部屋でしてもらう」

勇者「一緒に寝るんですか?」

船員A「一緒に寝るんですか!?」

海賊「・・・誰が」

副船長「船長とはあたしが一緒に寝るのよぅ? ね?」サワッ

海賊「お前・・・」

副船長「出港準備、できたわよ。調達班も帰ってきたわ」

海賊「よし、船出だ!」


勇者(ああ・・・海へ出たら私・・・)

勇者(魔王討伐どうしよう・・・また陸に上がれる日はくるのかな・・・)


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:36:29.88 ID:BbeN2QxA0
【寝室】


海賊「・・・」

副船長「ねぇいったいどういうことなの? いい加減おしえなさいよ」

海賊「・・・まぁ飲め」

副船長「だめよぉそんなんでごまかしても」

副船長「仮に貴族の娘でも10000G程度しかつかないわ。それをあなた200000Gって!」

勇者「・・・・」

海賊「あいつらはともかく、お前は気づいているだろう」

副船長「やっぱりそうなのね! どこかで見た格好だと思ったわ」

勇者「ぁ・・・私ただの村娘で・・・その」

海賊「こいつは勇者だ」

副船長「も~~~! なんてことを。あたしたち海賊よぅ!?」

勇者「ご、ごめんなさい・・・」ポロッ

副船長「あなたにいったんじゃなくて、このバカな男にいったのよ」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:42:29.10 ID:BbeN2QxA0
海賊「・・・それは俺が聞きたい。何故売られていた」

勇者「えっとぉ・・・それは」

副船長「ほんとよ!! たまたまこの人に買われたからまだいいものの」

副船長「本当ならいまごろ下衆な丘の豚どもに陵辱の限りをつくされていたかもしれないのよ!!」

勇者「りょう・・・じょ?」

海賊「ひどい目にあっていたということだ」

勇者「ごめんなさい・・・お金がなくて・・・その、困ってたら」

海賊「・・・・」

副船長「・・・」

海賊「あの辺りには分け前目当ての闇商人がうろついているからな」

海賊「人身、武器、魔物、売れるものならなんでも売ろうとする」

副船長「変な奴にだまされちゃったのね」

副船長「こぉんな何もしらない子があんなとこいるわけないもの」

勇者「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:49:26.22 ID:BbeN2QxA0
海賊「あぁ。競売市の支配人は半信半疑だったようだが・・・」

副船長「で、本物なのよね?」

勇者「私本物の勇者です!! 王様に言われて魔王を倒す旅をしてるんです!」

海賊「声を荒げるな。これは俺たちだけの秘密だ」

勇者「は、はい・・・」

勇者(私ほんとに危なかったんだ・・・・良い人に買われて良かった・・・)

副船長「で。この子が勇者なのと、あなたが200000Gも払って競ったのに何の関係があるの?」

副船長「私達、魔王も恐れぬ海賊じゃなぁい?」

勇者(・・・・やっぱり怖い人たちだった)

海賊「・・・」

副船長「や、やめてよねまさかほんとにあなたこんな小娘に・・・いつのまに少女性愛者になったの!」

勇者「?」

海賊「・・・青田買いだ」

副船長「変態じゃない!!!」

海賊「ち、ちがう勘違いするな。いまのは実力のという意味でだな。馬鹿野郎!」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 21:55:41.66 ID:BbeN2QxA0
副船長「とにかくあなた。他の野郎どもに自分の素性をバラしちゃだめよ」

勇者「は、はい。でもどうして」

海賊「だめなものはダメだ。お前はただの船員。それだけだ」

勇者「わかりました・・・」

副船長「それじゃ、あたしは退散するわ。明日からよろしくねん」

勇者「はい! 副船長!」

副船長「元気のいい子は好きよ」



海賊「・・・寝るか」

勇者「ベッド一つしかありませんけど・・・」

海賊「・・・・」

海賊「・・・・見ればわかる」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:01:20.91 ID:BbeN2QxA0
海賊「それよりお前、少し臭うな」

勇者「え゛っ。あ、そうですか?」スンスン

海賊「風呂、この時間なら空いてるか。ついてこい」

勇者「お風呂あるんですか?」

海賊「いつまでも臭い野郎どもと後悔するのはごめんだからな」

海賊「お前いつから入ってない」

勇者「前の前の街からです・・・お金なくて・・・」

海賊「・・・」


船員A「あ、新入りちゃんお風呂かい!?」

船員B「ひゃっっはー!俺らもちょうど入ろうとしてたんだ」

船員C「背中ながしてくれー!」

海賊「流してやろうか・・・?」

船員A「部屋にもどってトランプでもしようぜ!」

船員B「おぅ! まぁ風呂なんていつでも入れるしな!!」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:06:09.11 ID:BbeN2QxA0
海賊「服にここで脱げ。タオルは使い終わったらそこのかごに入れておく」

海賊「たまってきたら洗濯係が回収する」

勇者「わかりました」

海賊「下着は・・・どうすればいいだろうな・・・部屋に干すか?」

勇者「あの、あまり気にしませんけど」

海賊「そうか、じゃあまとめて入れておけ」

海賊「替えの下着はアイツがもってる」

勇者「あいつって・・・?」

海賊「副船長だ」

勇者(おえー・・・)

海賊「すこし派手な色の物が多いが、まぁみえない分は気にするな」

勇者「はい・・・」

海賊「じゃあ、あがったら言え」

勇者「あれ、船長は? 入らないんですか?」

海賊「・・・・」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:11:14.01 ID:BbeN2QxA0
勇者「お背中流すのも仕事の内かとおもったんですけど・・・」

海賊「・・・・」

勇者「船のお風呂は始めてであまり勝手でわからないのでできれば一緒に・・・」

海賊「・・・・」

副船長「なに悩んでるのよ! 女の子を待たせちゃだめよ!」ゲシッ

海賊「ダッ・・・お前ッ!」

副船長「大丈夫よ。あたし出来た女だから小娘にヤキモチなんて焼かないわよ?」

海賊「そういうことを言ってるんじゃないだろう」

副船長「なによ。海の漢が情けない。女の子の気持ちひとつも汲んであげられないの?」

勇者「???」

海賊「・・・いや、こいつはたぶん色々抜け落ちてるだけだと」

副船長「あ、そうね」

勇者「・・・・入らないんですか?」

副船長「選びなさい。あたしと入るか、その子と入るか」

海賊「・・・・グッ」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:14:18.06 ID:BbeN2QxA0
・・・・


勇者「ひろーい!」

海賊「一度に4人はさばけるようにしているからな」

勇者「そうなんですか」

海賊「これでも一時期は倍以上の人数が乗っていたんだ」

勇者「へぇどうして減っちゃったんですか」

海賊「・・・・」

勇者「あ・・・ご、ごめんなさいっ」

海賊「いや、海には色々ある。お前もこれから知っていくだろうさ」

勇者「ところで・・・それ、前見えてるんですか? そんなぐるぐる巻にして」

海賊「・・・見えるさ。海の漢だからな」

勇者「すごいですね! じゃあ何の意味もないから取ればいいのに! って思いますけど」

海賊(こいつ・・・)

勇者「は~~、お湯ひさしぶり~~~」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:19:36.19 ID:2J0Og0Mc0
何がぐるぐる巻きなんだ?


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:20:47.58 ID:SDPHzc7F0
いや別にタオルとか巻いて目隠ししてるだけだろ


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:21:10.58 ID:BbeN2QxA0
勇者「どうしたんですか? 本当にそれ見えてます? 湯船こっちですよ」

海賊「・・・わかっている」チャポン

勇者「もしかして・・・」

海賊「・・・ッ」

勇者「副船長一筋だからですか?」

海賊「ええい! 黙れ!」バッ

勇者「あ、取った」

海賊「だいたいお前みたいな娘の裸のひとつやふたつ・・・」

勇者「・・・・なんですか?」

海賊「・・・・」

勇者「もうのぼせてますよ」

海賊「俺は海の漢だ俺は海の漢俺は海の漢」

勇者「船長・・・?」

海賊「先にアガル」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:27:11.02 ID:BbeN2QxA0
勇者「え・・・船長・・・?」

海賊「あがったら寄り道せずに部屋へもどれわかったな」

勇者「ま、まってください!」ガシッ

海賊「ダッ、お前!」

勇者「私っ! 私まだなにもお仕事してませんので!」

海賊「いいって言ってるだろ」

勇者「船長に助けてもらったのに何もお役にたててません!」

海賊「それは明日からでいい! それに俺はお前を助けたわけではない、買ったんだ」

勇者「最初は船長に恩返ししたいんです!」

海賊「じゃあ離せ。それが一番助かる」

勇者「だめです! お背中流します!」

海賊「強情な・・・もうこの船の掟を忘れたか」

勇者「ここで引き下がったら勇者の名折れです!」

海賊「なにぃ!? だいたいお前はもうただの船員で」

勇者「それに海の漢が逃げるんですか・・・女の子の裸みただけで!」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:32:41.31 ID:BbeN2QxA0
海賊「!」

勇者「ご、ごめんなさい・・・だけど船長・・・お願いです」

勇者「船長のお役に立ちたいです」

海賊「・・・・」

勇者「お、怒りました・・・?」

海賊「お前・・・」

勇者「ごめんなさいごめんなさい! もう海に捨ててください! 干物にしてください」ブワッ

海賊「声を抑えろ。響く」

勇者「うえーん船長ごめんなさいぃぃいい出しゃばりましたぁあああ」シクシク

海賊「わかった。わかったと言っただろ泣きやめ」

勇者「うわぁあああん」

海賊「お前の気が済むまで背中をながせばいい」

勇者「ほんとですか!」ケロリ

海賊「・・・グッ」

海賊(いつのまに俺はこんなに女の扱いが下手になった・・・・)


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:38:18.58 ID:BbeN2QxA0
ゴシゴシ

勇者「船長この傷は?」ツツー

海賊「古傷だ。触っても良い。いやもう触ってるななんだお前は」

勇者「この傷は?」ツツー

海賊「それは、さらに古い傷だ。忘れもしない。俺がまだ陸の人間だったころの」

勇者「こっちは?」ツツー

海賊「ダッ、バカやろう! それはこないだ素潜りしたときに魚にかまれた傷だ」

勇者「ご、ごめんなさい」

海賊「・・・・わかるな? そ、そういうことで本当は俺は背中なんて見せたくないんだ」

勇者「わかります・・・ほんと無理言ってごめんなさい」

海賊「別にお前と風呂に入るのが気恥ずかしい訳じゃない。わかるな? わかるな?」

勇者「ですよね・・・傷のせいで・・・」

海賊「あぁ。海の漢はな、安安と他人に弱みを見せねぇもんだ。それが部下であろうともな」

勇者「ぁ・・・・じゃあ私も恥ずかしいところを見せます! それでお互い無かった事にしてください!」

海賊「!?!?!?」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:39:52.96 ID:FQxqYKYzO
!?!?!?


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:40:46.70 ID:8Qrjx9ih0
!?!?!?


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:44:01.24 ID:2J0Og0Mc0
!?!?!?


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:44:13.41 ID:BbeN2QxA0
海賊「お前っ! 何をいっているんだ!」

勇者「私の恥ずかしいとこみてくれないんですか・・・?」

海賊「・・・・」

勇者「船長って悩んでるときって眉間おさえる癖が」

海賊「うるさい!」

勇者「気にしなくていいですよ。船長には全てを知ってもらいたいんです・・・」

海賊「全て・・・」

勇者「私の全てです」

勇者「・・・見てください」

海賊「・・・!!」

勇者「この肩のがこないだおおがらすにつつかれた時の傷で!」

海賊「・・・」

勇者「このふくらはぎのはオオアリクイに襲われたときのもので」

勇者「あとあと、おしりなんですけど。おおなめくじに絡みつかれたときに皮膚を少し」

勇者「あれ・・・船長・・・? いない・・・・」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:46:43.40 ID:Hm2V+kY10
おおなめくじてめえ!


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:47:20.59 ID:0ptUoAGI0
ハロワでおおなめくじの職募集してないか見てくる


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:51:04.51 ID:nmruYA6m0
>>113
副船長でよければ


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:49:55.05 ID:BbeN2QxA0
・・・


副船長「早かったのね」

海賊「女は風呂が長い。と海猫たちが言っていた」

副船長「中でなにかあった? 場合によってはあたし・・・我慢できないわぁ!!」クネクネ

海賊「何かあったらこんな顔で出てこられるか」

副船長「いつも仏頂面じゃない。あ、でも」

海賊「・・・?」

副船長「少しだけ口元ニヤついてるわよ」

海賊「・・・そうか?」

副船長「いい買い物したわね」

海賊「あぁ。全人類の希望を買ったんだ」

副船長「あたしたちが死ぬ思いで貯めた200000Gでね」

海賊「根に持つな。きっと金にはかえられん価値がある」

副船長「それ、誰かを買ってくるたびに言ってるわね。うふふ」


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:54:30.23 ID:BbeN2QxA0
勇者「船長あがりましたー」

海賊「おう長かったな」

勇者「髪の毛ひさしぶりだから脂が」

海賊「いや、いい。お前の風呂の時間はこれくらいと考えておく」

勇者「ありがとうございます。あ、それでさっきの続きですが」

副船長「続き?」

海賊「よ、よせ!」

勇者「恥ずかしいところを見せ合ってたんです!」

海賊「!!」

副船長「まぁ!! なによぅそれ!!」

海賊「落ち着け。傷の舐め合いだ」

副船長「舐めあってたの!?」

海賊「言い間違えだ。見せ合いだ」

副船長「見せ合ってたの!?!? あなたあたしにすら見せてくれたことないのに!!!」

海賊「・・・(まずいな)」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 22:58:27.80 ID:BbeN2QxA0
副船長「ちょっとあなた! こっち向きなさい!」

勇者「船長が押されてる・・・」

副船長「あたしこの人とは付き合いが長いのよぅ。この人があんたみたいなちんちくりんの頃から知ってるわ」

勇者「へー」

海賊「いいから部屋に戻れ! 」


船員A「新入りちゃん! お風呂あがった!!?」

船員B「うおおお! 部屋でトランプしようぜええ!!」

勇者「いいんですか・・・?」

海賊「ばかやろう! もう寝る時間なんだよ!」

副船長「寝る前にあなた、ちょ~っとあたしと話することがあるんじゃない・・・?」

海賊「ウ・・・」

船員A「こっちだぜ! 風呂あがりの牛乳もあるぜ!」

勇者「ほんとですか!」

船員B「おう! たっぷり飲んでおれたちのためにボインちゃんになってくれよな!」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:03:45.78 ID:BbeN2QxA0
副船長「心配しなくても大丈夫よぅ」

副船長「あいつらだってあんたの二人目の女ってことちゃんとわかってるから手なんか出さないわ」

海賊「二人目・・・おい一人目はだれだ」

副船長「んもぅ、目の前にいるじゃなぁい」

海賊「筋肉ダルマがな」

副船長「あら、今夜は一日中船でおいかけっこする・・・?」

海賊「グッ・・」

副船長「んふ、あの子よりイイ体してる自信はあるわよ?」

海賊「おい誰か助けろ! 船長命令だ! おい聞いてんのか野郎ども!!」


「――――ワイワイ」


副船長「あなたのイカツイ声きいてるより、若い女の子の可愛い声きいてたほうが楽しいものね」

海賊「・・・・」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:09:15.66 ID:BbeN2QxA0
・・・


勇者「アガリ!」

船員A「うわっ、また新入りちゃんの勝ちだ」

船員E「ぎゃははお前何連敗だよ」

船員A「はい牛乳」

勇者「わぁ! ありがとうございます!」

船員B「好きなの?」

勇者「はい! たくさん飲んだら強くなれるので!」

船員B「ほう、殊勝な心がけだが、女の子が強くなってどうするんだい?」

勇者「あ、えっとそれは・・・(内緒にしなきゃ!)」

船員E「きっと副船長に影響されたんだ! なぁ!?」

勇者「あ、はい・・・そうです」

船員C「次は俺らとやろうぜ。買ったらお菓子あげよう」

勇者「じゃあ私が負けたら・・・なにももってないです」

船員C「そんなもんあれだよ! チューにきまってるじゃんかぎゃははは」


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:15:44.99 ID:BbeN2QxA0
海賊「よし、俺も混ぜろ。おいお前詰めろ」

船員D「へい」

船員C「頭ぁ? なんであんたも」

海賊「・・・暇つぶしだ」

船員F「なんで頭ボロボロなんですか? 風呂ですべってこけてもそうはならないでしょ」

船員B「おいよせ、詮索するな。察しろ」

船員A「頭がムスっとした顔で遊びにくるときは大抵アレだ。事後だ」

海賊「事後っていうな! とにかくカード配れ」

船員C「頭は何かけますんで?」

海賊「そうだな・・・やれる範囲ならなんでもくれてやる」

船員A「まじっすか!」

勇者「・・・なんでも」

船員C「じゃあ俺は頭のつかってた古剣もらうぜ!」


130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:20:14.58 ID:BbeN2QxA0
・・・


勇者「アガリました!」

船員A「つえー! これで新入りちゃん5連勝だよ!」

船員B「に対して我らがお頭は・・・」

海賊「・・・・クッ」

船員C「頭カード弱いのによくいつも参加しますね」

海賊「・・・くそっ」

船員C「はいアガリ」

船員A「俺もあがり」

海賊「この俺が5連敗か・・・こりゃ今夜はシケだな」

船員A「いつもの事じゃないですか」

船員C「逆に勝たれると大シケですよ」

海賊「黙れ。さぁ一位の奴。なんでもほしいものを言ってみろ」


133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:25:27.86 ID:BbeN2QxA0
勇者「えっと・・・」

海賊「そうか、お前だったな。抜けるのが速すぎてお前なんて歯牙にもかけてなかった!」

船員A「それ新入りちゃんの台詞ですよ」

勇者「うーんと・・・」

海賊「なんだ、何がほしい? 宝の地図か? 俺の集めた宝石か?」

船員C「うわー欲しかったなー。もちろん新入りちゃんのチューも」

勇者「!」

海賊「くだらないものを懸けさせるな。次見つけたら干物だ」

船員C「へーい」

海賊「何もないならまた思いついた時でいいか? 俺はもう寝るぞ」

勇者「じゃあ・・・チューでいいです」

海賊「あぁ!?!?」

勇者「私チューかけたんで・・・船長もそれで」

海賊「なんだと・・・・」

船長A「うおおおお頭てめぇこの野郎!」


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:31:32.54 ID:BbeN2QxA0
勇者「・・・だめ、ですか?」

海賊「お菓子をやろう」

勇者「もういっぱいもらいました」

海賊「・・・寝る」

船員A「だめですよそりゃああ!!」

船員B「まさかお頭ともあろう人が逃げるんですかい!」

海賊「・・・」

勇者「また眉間おさえてる・・・」

船員D「ほっほっほ。どれ、景気付けにやってしまいなさい」

船員C「くっそーうらやましいなぁ。負けときゃ良かった」

海賊「わかった。部屋に行こう」

勇者「え・・・はい」

船員A「え~! ここでやらないんですかい!?」

船員B「そりゃないでしょ頭ぁ!」

海賊「・・・なんとでも言え」


140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:35:16.01 ID:BbeN2QxA0
部屋


勇者「船長ぉ・・・」

海賊「・・・言っとくが、俺は悩みの種を買ったつもりはないぞ?」

勇者「いつか花になってみせます」

海賊「なってたまるか!」

勇者「ひぃぃごめんなさいっ」ビクッ

海賊「・・・今日はもう寝るぞ。久しぶりに疲れが出た」

勇者「はぁい」

海賊「ほら、お前はベッドに行け」

勇者「船長は?」

海賊「俺は予備のハンモックがある」

勇者「え、でも私下っ端なのに」

海賊「気にするな」

勇者「・・・・」ムスッ


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:40:07.38 ID:BbeN2QxA0
海賊「灯り消すぞ」

勇者「はい」

海賊「ん、朝は早いからしっかり寝ろよ」

ガシッ

海賊「!」

グイッ

ドタン

勇者「やっぱり船長のほうが偉いからこっちで寝てください!」

海賊(またか・・・こいつ、どうしてくれようか・・・)

勇者「それじゃ。私ハンモックで・・・」

海賊「もういい。灯りもないとわからないだろう」

勇者「一緒に寝ていいですか?」

海賊「あぁ。今晩だけな」

勇者「おやすみなさい!」

海賊「おやすみ・・・」


145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:47:12.46 ID:BbeN2QxA0
・・・


海賊(眠れん・・・)

勇者「zzz・・・」ギュ

海賊(勇者は一体どんな夢をみるものか)

海賊「くそっ、暑苦しいな」

海賊「だいたい俺がなぜ女と」

海賊「いや買ったのは俺だがそういうつもりでは・・・」ブツブツ

海賊「ええい。何を動揺しているんだ」

勇者「zzz」

海賊(・・・そういえば、もう海に出て何年になるんだろうな)

海賊(10・・・5、いや、6・・・わからん)


海賊(そういえばチューしてないな・・・)

海賊「って誰がするか!」ペシン

勇者「zzz・・・?」


147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:50:46.53 ID:BbeN2QxA0
翌朝


勇者「ふぁ~~! おはようございます!」

海賊「・・・」ゲッソリ

勇者「ど、どうしたんですか! まさか!」

海賊(気が気でなくてロクに寝られなかったとは言えん・・・)

海賊「お前の寝相がおもったより悪くてな」

勇者「ご、ごめんなさいっ!」

海賊「いや、もういい。明日からは関係のない話だ」

勇者「うぅ・・ほんとにごめんなさい船長」

海賊「それよりお前。すぐに厨房へ行け。朝と昼の仕込みを終えてこい」

勇者「は、はい!」

海賊「俺はもう少しねる」

勇者「おおお、おつかれさまです!」ビッ

海賊「それは海兵達のやることだ」


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 23:55:04.33 ID:BbeN2QxA0
・・・


厨房


料理長「へぇ。そりゃ俺も参加したかったなぁ」

勇者「みんな笑顔で楽しかったです!」

料理長「でも船長は険しい顔だったろ」

勇者「だって船長とっても弱いんです! うふふ」

料理長「え~いいのか~そんなこと言っちまって。俺平気でチクるぞ~」

勇者「や、やめてください!!」

料理長「あ、人参はもっと小さく切ってくれ。あの人そうしないと食わねぇから」

勇者「はい」トントントン

料理長「・・・手つき悪くないな。刃物に触った経験は?」

勇者「えっと・・・・しょ、少々・・・です」

料理長「ほぅ・・・いい見習いに恵まれたもんだよ」

勇者「ど、どうも・・・」


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:00:10.57 ID:BbeN2QxA0
料理長「しばらくは厨房の見習いと、あとは洗濯に、資料整理、日誌書き」

料理長「甲板掃除に風呂掃除。見張りと狩りと舵取りはもうちょっと先だな」

勇者「そんなに・・・・」

料理長「200000G分働いてもらうぜぇ」

勇者「そ、そうですよね! はい! 大丈夫です!」

料理長「ま、いてくれるだけでここの奴らにとっちゃ十分元取れるかもしんないけどな」

勇者「え、どういうことです?」

料理長「彩りの華がたりねぇってことさ」

勇者「綺麗な料理だとおもいますけど・・・・おいしそー・・・」

料理長「料理じゃなくて船にだよ」

勇者「花ですか・・・昨日は種っていわれましたけど」

料理長「?」

勇者「がんばります!」

料理長「おう」


151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:03:39.35 ID:+YADNkwO0
・・・


船員A「おおおうめぇええ!!」

船員B「新入りちゃんの刻んだたまねぎうめえええ!!」

料理長「それは俺が刻んだ」

船員C「うめぇええ新入りちゃんのさばいた魚うめぇえええ!!」

料理長「俺のよりか?」

船員D「うんめえええ」

料理長「ば、バカなそんなはず・・・うめえええ!!」

勇者「・・・・アハハ」

副船長「静かに食べなさいよぅ!! ほんと下品なんだから」

海賊「・・・!」ガタッ

船員A「どうした船長! おかわりか!?」


海賊「この人参を刻んだのはお前か・・・・・・?」

勇者「ひっ・・・ぃ!」


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:08:40.26 ID:+YADNkwO0
料理長「・・・」

海賊「お前かと聞いているんだ、この俺が」

勇者「ぁ、ぁ・・・わ、私です・・・ぁの・・・」

海賊「そうか・・・」スッ

勇者「・・・?」

海賊「聞いただけだ」ムシャリ

勇者「は、はぁ・・・・?」

船員A「・・・わぁびっくりしたなぁ。頭ぁ、新入りちゃん怯えちまってますぜ」

料理長「おいおいどうした新人いびりか?」

海賊「・・・・」

海賊(昨晩の恨みだ・・・)

副船長(小さい漢・・・)


158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:15:02.05 ID:+YADNkwO0



勇者「はぁ・・・疲れた」クテッ

副船長「大丈夫? 日中は日差しが強いから外で働くならちゃんと帽子かぶりなさい」

勇者「はい。洗濯物ほしおわりましたぁ」

副船長「あらそう」


船員A「み、みろよこれ・・・ハァハァ」

船員B「純白だぜぇ・・・くぅ~~」

船員C「触っていいのか? いや汚したら怒られるなせっかく洗濯したんだもんな」

船員A「俺らのきったねぇ下着の横にこんな可愛いのが干されてるなんて幸せだゼェ・・・」


勇者「・・・・」

海賊「だから中で干せっていったじゃねぇか」

勇者「別に気にしませんし」

勇者「外で干さなきゃ乾きませんし・・・」


160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:19:20.96 ID:+YADNkwO0
船員A「なぁちょっとだけ触ってみねぇか?」

船員B「どんな生地だ? おお?」

船員C「やっべー気になって仕事なんねぇよ」

副船長「あらあたしの新しい下着になにか御用?」

船員A「さぁ仕事だ」

船員B「昼飯までに掃除おわらすか」

船員C「あーひさしぶりに心の底から気分悪くなった」

副船長「なによ失礼ね」


副船長「ま、これで大丈夫でしょ。履いてるところさえ見られなきゃ」

勇者「は、はいありがとうございます」

海賊「あんなちっこいのがお前の尻にハマるものか」

副船長「なによ!!!!! あんたもいつまでも白い布切れ一枚じろじろ見てんじゃないわよ!!!」

海賊「俺がいつジロジロみてたよ!!」

勇者「そうですよ! それに私気にしませんって! ・・・たぶん」


163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:26:36.90 ID:+YADNkwO0
・・・


海賊「さて、昼のミーティングだ」

勇者「みーてぃんぐってなんですか?」

副船長「次の航海予定の確認と打ち合せよ」

海賊「食べながらでいい。聞け」

船員A「なんですか? ミーティングなら先日いやっちゅうほど」

海賊「こっちの大地図を見てくれ」

海賊「俺たちいまむかってる海域はここ。わかるよな」

船員A「へい! お宝島めざして一直線です」

海賊「そう、その島に行く前に一度、ここの国に寄港しようかとおもう」ツンツン

船員A「えっ、どうしてですかい」

副船長(あなた・・・)

海賊「・・・まぁ、なんだ。女子も増えたということで生活必需品も少し買い足さなければならないからな」

船員A「なぁんだそんなことですか」


164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:31:22.77 ID:+YADNkwO0
船員B「てっきりまた魔物狩りでもすんのかと」

勇者「!!(魔物狩り!?!?)」

船員C「おいおい新入りちゃんがびっくりしてんじゃねぇか大丈夫か?」

勇者「は、はい」

海賊「魔物はそうだな・・・いたらついでに潰しておこう」

船員A「へい」

勇者(魔物を狩るんだ・・・)

海賊「怖気付いたか?」

勇者「いいえ! 戦います!」

船員C「おいおい新入りちゃんそんな細腕じゃ危ないぜ」

船員D「俺たちが守りますよ」

勇者「私だって戦えます! だって私は!」

海賊「あ、おい」

勇者「あー・・・えっと、元剣士ですから!」

船員A「へー」


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:37:04.95 ID:+YADNkwO0
海賊「そう、こいつは戦力にもなる。だから大金はたいて買ったんだ」

船員A「というのは建前で~?」

海賊「うるさい! 本音だ」

勇者「私強いんですよ!」

船員A「う・・・うん・・・わー強そう」

勇者「・・・・」ムスッ

海賊「そうだな・・・力試しにちょうどいい相手がおでましだ」


【クラーケンが現れた】


勇者「うわっ!!」

海賊「海ではまぁまぁ強い化物だが・・・やれそうか?」

船員A「クラーケンを狩れたら副船長レベルですぜ!!」

勇者「やれます!」

副船長「みせてもらうわね!」


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:40:08.54 ID:+YADNkwO0
勇者「い、いくぞー!」

船員C「がんばれよー」

勇者「ぃ、いくぞー!!!」

海賊「・・・早く行け」

勇者「でも船長、届きません」

クラーケン「wwwwww」シュルルッ


勇者「うあっ!」

副船長「あっ、捕まってるわぁ・・・んもぅ、ドン臭い子ねぇ」

クラーケン「wwwww」ネチョネチョ

勇者「きゃあああっ!! なにこれー!!!」

海賊「・・・・」

勇者「せんちょおー! 眉間おさえてないで助けてくださいいぃぃいい!!」

海賊「なぁ俺はどうしたらいい」

副船長「あたしが行くぅ?」


171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:45:13.89 ID:+YADNkwO0
勇者「いやーーーきもちわるいっ!!いやーーー!」

クラーケン「wwwww」チュルルル

勇者「ひゃああっ!! いやああ!!!」


船員A「めちゃくちゃ叫んでますけど・・・」

海賊「・・・・」

船員B「おおおそこだっ! そこをめくってくれぇえ!!」

船員C「もうちょい下! もうちょい下をヌルって!!」


勇者「いやー! いやー! ぎゃー!! うえええー」

勇者「じゅるじゅる気持ち悪いよぉ!!!! やだー!!」

チュルッ にゅるっ じゅるる・・・


海賊「仕方がない。俺が一気に片を」


勇者「もうっ・・・・いい加減にしてよーーー!!!!」ピシャッ

【勇者は体から巨大ないかづちを解き放った】


178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:48:59.04 ID:+YADNkwO0
海賊「!!」

船員A「うおっ、まぶしっ」

副船長「ちょっとなんなのよコレ!」


勇者「あぅう・・・また出ちゃった・・・」

クラーケン「  」

海賊「・・・やはり、そうなのか・・・」

勇者「うぅ・・・船長さんたち大丈夫でした?」

海賊「腰を抜かした奴はいるが大丈夫だ」

副船長「あなた・・・いまのは何!?」

勇者「イライラやもやもやがたまると時々こうなっちゃうんです・・・」

勇者「魔力はすっからかんになっちゃうんですけどね」

副船長「!」

料理長「なるほど・・・そりゃとんでもない爆弾を」

船長「全くだな・・・」


179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:50:11.36 ID:x1v2s1kd0
お漏らし勇者


180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:51:12.47 ID:/gRs07/80
>>179
おまおれ


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:54:59.95 ID:+YADNkwO0
勇者「イカの方、ごめんなさい」

クラーケン「  」

船員A「すげぇ・・・! すげぇよ下っ端ちゃん! いや、姉御!」

勇者「姉御!?」

船員B「みたか今の! あんな魔法つかえるの大魔導師か勇者か賢者くらいだぜ」

船員C「あんた一体なにもんなんだ」

勇者「・・・・む、村娘です。あ、剣士の」

船員A「あのバカでかいイカが一撃でまるこげだぜ! こんなのみたことねぇ」


海賊「・・・・・・」

勇者「・・・・船長、あの、倒しましたけど・・・」

海賊「そうだな・・・・よくやった。お前の実力はわかった」

勇者「実力っていうか・・・その・・・体質っていうか」

海賊「あぁ・・・・もどって休め」

勇者「え・・・ぁじゃあそうさせてもらいます。思ったよりこれ体力も魔力も・・・」


183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 00:59:49.69 ID:+YADNkwO0
海賊「そうだろうな」

副船長(ちょっと、船長)ツンツン

海賊「わかっている。あとで部屋にこい。料理長もだ」

料理長「うい」

船員A「この三人が集まるってことは・・・」

船員B「特別会議だ・・・」

船員C「ということは新入りちゃん・・・も、もしかして一気に昇格ですかい!?」

海賊「さぁな。片付けがおわったら通常航海にもどせ。なお進路はさっき言った街とする」

船員A「了解!」


船員B「イカもう食えそうだな」

船員C「食おうぜ」

船員A「じゃあ俺吸盤な」

船員B「えっ俺もほしい」


186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:05:49.26 ID:+YADNkwO0
部屋


勇者「zzzz・・・」

副船長「あたし、まさかとは思ったのよ」

料理長「俺は気づかなかったが。いまので確信したし、お前の行動に徳信もいった」

海賊「・・・・」

副船長「生きていたのね」

海賊「まぁもはや間違いはない」

料理長「おかしな事考えてやいないだろうな」

海賊「おかしな事だと・・・バカを言え」

副船長「ちょっと! あなたの口からはっきり言いなさいよ! あたしまだ納得はいってないんだから」

海賊「昨日一緒に風呂に入った時、背中のなつかしいアザを見た。もう、15年ほど前になる」


勇者「zzzz」


海賊「こいつは、俺たちの姫の娘だ」


188: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2012/03/08(木) 01:07:19.55 ID:OWboNGSmO
超展開wwww


189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:08:14.99 ID:iTmQY7IW0
ナッナンダッテー


191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:11:31.79 ID:+YADNkwO0
副船長「姫・・・! いやっ、うそでしょ・・」

料理長「嘘もなにも、姫様と体質までそっくりだ」

副船長「放電現象・・・懐かしいわ。あんたよく黒焦げにされてたわよね」

副船長「姫の自慢の騎士様」

海賊「・・・昔話だ。俺たちはもう騎士団ではなく、ただの海賊、そうだろう?」

副船長「でもあんた未練たらったらよ」

料理長「女を買ったと聞いたときは、ついに吹っ切れたのかと思ったが」

海賊「・・・」

料理長「めぐり合わせかもしれないな」

料理長「そうかそうか」

海賊「目元が・・・よく似ている」

海賊「競売で顔を見た時、もしやと思った」


195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:16:08.66 ID:+YADNkwO0
勇者「zzzz」

海賊「でも、なかなか信じることなんて」

副船長「無理しなくていいのよ。この娘はこの娘だわ」

勇者「んー・・・なに・・・? どうしました?」ムクリ

副船長「起きて平気なのか?」

勇者「平気って?」

副船長「姫は記憶では丸一日寝こんでいたからな」

海賊「おいよせ」

副船長「教えてやらないのか?」

勇者「なにをですか?」

副船長「幼いころの記憶ってある?」

勇者「えっと・・・あんまり・・・」

勇者「気づいたら・・・北の国の王様の元で働いていました」


196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:22:15.47 ID:+YADNkwO0
海賊「北の国・・・そう言ってたな」

料理長「母上の記憶は!?」ガタッ

勇者「えっ、え? あ・・・ないですけど」

勇者「・・・なんだか、たくましい腕によく抱かれたことは覚えてます」

海賊「そうか・・・・」


勇者「母のこと、しってるんですか・・・?」

副船長「よく、よく知ってるわ・・・」ジワッ

副船長「あの人・・・すっごく優しくてね・・・いつもいつも私たちのこと気遣って」

勇者「えっと・・・海賊の船員たちがどうして母のことを」

海賊「感傷に浸るのはよせ」

副船長「教えてあげてもいいじゃないケチ!」

料理長「じゃああとはお前のほうから頼むぞ」

副船長「あら、どこいくの?」

料理長「夕飯はごちそうだな。仕込みをしてくる」

海賊「お、おい」


198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:28:08.84 ID:+YADNkwO0
副船長「あたしも、仕事もどらなきゃ」

海賊「誰にも言うなよ」

副船長「そんなの当然でしょ」

海賊「あぁ」


バタン


勇者「・・・・? あの、それで母のキャッ!」

ギュウウウッ

海賊「・・・・」

勇者「せ、せせ、船長!? 船長ぉ!?」

勇者「船長ぉー・・・どうしたんですか苦しいですよ」パシパシ

海賊「国は魔物の手によって滅んだが・・・王家の血は生きていた・・・」

海賊「それだけで・・・俺は、俺はまだ戦える」

勇者「船長・・・泣いてるの・・・?」

海賊「バカやろう! 海の漢がなくわけねぇだろ。潮風が・・・目に・・」


202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:36:39.89 ID:+YADNkwO0
海賊「どうやって北の国へ逃れた!」

勇者「え・・・逃れた? あの、船長話が見えません」

海賊「・・・そうだったな。すまない少し焦っている」

海賊「お前は・・・今は亡き王国の王女として生を受けた」

勇者「王女・・・いえ、私は王宮の小間使いで・・・・」

海賊「それはお前が逃れた国だ。俺たちの居た国のすこし東に位置している」

勇者「・・・?」

海賊「彼の地の王家より、勇者が生誕すると神の啓示を受けた」

海賊「それを聞いた魔王は、国ごと滅ぼそうと軍勢を送り込んできた」

海賊「俺は当時の国王軍の騎士団長。あの二人も仲間だ」

勇者「海賊じゃないの・・・?」

海賊「空をうめつくすようなおびただしい数の魔物に俺たちは敗れ。国は滅んだ」

海賊「勝てなかった・・・勝てなかったんだ、俺がいながら・・・姫を、死なせてしまった・・・ッ!」

勇者「・・・・」ナデナデ


205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:43:26.76 ID:+YADNkwO0
海賊「宮殿が燃え落ちる中、せめてお前だけはと探したが、姿をみつけることもできず」

勇者「・・・・」

海賊「国がなくなり、行く宛をうしなった」

海賊「俺たちは・・・海へ・・・逃げ出したんだ」

海賊「海賊なんて馬鹿げてるぜ・・・俺たちはただの腰抜けだ」

海賊「なにも守れず、なにが騎士団」

勇者「・・・船長さん」

海賊「苦い・・・記憶だ」

勇者「・・・」

海賊「でもお前が生きている! 姫様の忘れ形見とも言えるお前が!」

勇者「私わからない・・・そんなこと言われても」

海賊「すまない・・・申し訳ございません!」

海賊「あなたの母上様を! 国を! 守り切ることができませんでした!」

海賊「大変申し訳ございません・・・償いなど、できもしません」


208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:51:00.43 ID:+YADNkwO0
勇者「・・・・」

勇者「悔やんでるんですよね」

海賊「逃げ延びた後、恨みを晴らすかのように、魔物を倒し続ける日が続きました」

海賊「いくつかの国に干渉し、港を仕切り、仲間を増やしました。それでも私の気は収まりません」

海賊「いつしか、海賊なんて呼ばれて・・・馬鹿げてますよね」

海賊「強くなったら、怖いものなんてなくなりました。だけどどうしても」

海賊「あの国に再び近づく気だけは、起きなかったんです」

海賊「笑ってください姫様・・・」


勇者「笑わないよ」

勇者「だって船長たちは船長たちのやり方で魔物たちと戦ってたんでしょ」

勇者「笑えるわけないじゃん!」

海賊「・・・・ッ!」

勇者「ご、ごめんなさい。何もしらないのに偉そうなこと言って・・・」

海賊「そっくりだ・・・本当に・・・」


211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:55:30.89 ID:+YADNkwO0
 騎士『申し訳ございません。今回はあまり戦果があがりませんでした』

 姫『ちょっと騎士!』

 騎士『申し訳ございません。部下も数名負傷しました、私の失態です』

 姫『騎士!』

 騎士『はい、何でしょう?』

 姫『あ、あなた! 早く! 早く治療しなさい!』

 騎士『はは、大丈夫です。これはまだまだ私が未熟な証。どうか笑ってください』

 姫『笑えるわけないでしょ! 治療班! 治療班はどこか!!』

 騎士『大げさな、はっはっは。ゲフゥ』

 姫『いやー! 騎士ー! きゃー!!』

 騎士『ゲッ、姫様いま近づかれますと・・・』

 姫『いやー! 騎士ー! 死なないでー!!』

 バチチッ





212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:58:34.41 ID:+YADNkwO0
・・・


海賊「・・・・んっ、眠っていたか」

勇者「おはようございます船長」

海賊「・・・朝?」

勇者「いいえ!夜です! いまから料理長のご馳走たべるんですよ!」

海賊「そうか・・・」

勇者「いきましょう!」

海賊「はい」

勇者「船長が一番偉いんだから! そういう態度はやめてください!」

海賊「・・・わかった」


勇者「私今度はにんじん小さく切りましたよ!」

海賊「それでいい」


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:03:02.24 ID:+YADNkwO0
副船長「あらお目覚め?」

海賊「悪い。寝不足でな」

副船長「お姫様にドキドキして?」

海賊「よせ」

船員A「お姫様ってなんですかい!?」

船員B「ばーか。頭にとって下っ端の姉御はこの残酷な海に舞い降りたプリンセスも同然ってことだろ!」

船員C「ぎゃははゾッコンって奴ですか」

海賊「・・・」

副船長「言い返さないの? らしくない」

勇者「そうですよ」

副船長「姫の前だから緊張してるの? ふふ」

海賊「いや、あぁそうだな。うるせぇ!」

料理長「冷めるぞ。早くくってください」

勇者「わぁおいしそう! いただきます!」


216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:08:57.39 ID:+YADNkwO0

部屋


勇者「ねぇ船長!」

海賊「なんだ」

勇者「もっと母上の話きかせてください!」

海賊「ん、そうだな・・・何にしようか。ずいぶんと曖昧になっている部分もあるがな」

勇者「んふふー船長ってさ、母上の事好きでした?」

海賊「! い、いや・・・?」

勇者「そうなの?」

海賊「俺は忠実な騎士のうちの一人だ」

勇者「ふーんつまんないです」

海賊「・・・つまらん漢さ、昔からな。よく言われた」

勇者「じゃあ私のことは!?」

海賊「!!!」

勇者「ねー、船長ぉ?」ジリジリ


218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:12:51.33 ID:+YADNkwO0
海賊「・・・子供だ」

勇者「仕えていた姫の娘だから!?」

海賊「ちがう、その子どもじゃない」

勇者「えー」

海賊「ガキは趣味じゃないんだ・・・」

勇者「でももう大人です」

海賊「大人なぁ」

勇者「そういえば、しょじょいります?」

海賊「!?!?!?」

勇者「あげるの忘れてました」

海賊「なっ、お前ぇ。おかしなものでも食ったか」

勇者「私ね、しょじょを売ったらお金になるからって」

海賊「いらん」

勇者「えー。じゃあ他の人にあげていいですか?」

海賊「ば、ばかやろう!! そんなもん絶対手放すな!」


220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:17:15.33 ID:+YADNkwO0
勇者「私のしょじょが欲しくて買ったんじゃないんですか?」

海賊「しょじょを売るというのはな、つまり身売りと同じなんだ」

勇者「あ、そうなんですか」

海賊「お前がもう少し賢ければ俺と出会うこともなかったな」

勇者「じゃ、バカでよかったです!」ニコリ

海賊「グッ・・・その顔やめろ・・・」

勇者「母上を思い出しますか? ねぇ、ねぇ? どうなんです?」ニコニコ

海賊「お前・・・結構嫌なやつだな。よく似ているよ」

勇者「しょじょをいらないというのなら! そのぶんしっかりここで働きます!」

勇者「200000G分働きます!」

勇者「何年くらいかかりますか?」

海賊「そうだな・・・」


海賊「あと一週間くらいだな」

勇者「えっ!?!?」


223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:20:52.07 ID:+YADNkwO0
勇者「一週間・・・?」

勇者「一週間なんですか?」

海賊「・・・・」

勇者「か、海賊ってもうかるんですねーー!!!!」

海賊「・・・・まぁな」

勇者「お風呂入りましょう!」

海賊「話急に飛ぶなぁお前・・・」

勇者「母上そっくりですか?」

海賊「まぁ、わけのわからないことを言い出すのはいつも突然だった」

海賊(いつも俺を困らせて、遊んでいたんだあの人は・・・・)

勇者「いきましょ! 背中ながします! また恥ずかしいとこ見せ合いましょう!」

海賊「グッ・・・馬鹿野郎っ! 風呂くらい一人で入れ!」

勇者「は、はひっ!」


・・・


225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:25:58.02 ID:+YADNkwO0
一週間後


船員A「港についたぞ~~!!」

勇者「わぁ~~!! おっきい街~~!!」

船員B「さぁてはじまるぞ。船長のお決まりのアレ」

勇者「アレ?」


海賊「・・・」

海賊「さぁ、お前たち。質問だ」

海賊「降りたい奴がいたらこの街で降りろ。それはお前たちの自由だ」

船員B「へへ、なに言ってんですかい。このメンバーにはいないでしょ」

海賊「夢を見つけたものはいねぇか? 大切なものを思い出した奴は?」

副船長(あんた・・・)

海賊「・・・」

勇者「・・・・!」


229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:32:25.20 ID:+YADNkwO0
船員C「ま、まさか下っ端の姉御、降りるなんて言わねぇよな?」

勇者「え・・・・」

船員A「頭は奴隷だった俺たちに自由をくれて、夢もみさせてくれるんだ」

勇者「船長・・・」

船員A「ここを降りてもなんも恥ずかしくねぇ! ちゃんと見送ってやるぜ寂しいけどよ」

勇者「じゃあ船の人が減るのって・・・」

船員A「俺たちゃ離れても仲間だ! どこへ行っても永遠に頭の部下だぜ」

副船長「うちの人は丘でもずいぶん顔が効くでしょ?」

副船長「それだけあちこちの街に私らの息のかかったやり手が多いってこと」

勇者「・・・・」

船員B「どした? やっぱ降りちゃうのぉ!?」

勇者「ひ、干物にされてたんじゃなかったんだ・・・」

料理長「さすがにこいつらの干物は食えねぇよ」

海賊「・・・・」


234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:37:56.38 ID:+YADNkwO0
海賊「誰もいねぇか」

勇者「・・・・私は、船長についていきます! どこまでも」ビシッ

海賊「おまえ・・・」

勇者「いまは! ただの一船員ですので!」

海賊「だから港に寄る度に自由にする権利を与えてるんだ」

海賊「ここで言い出さねぇやつは次の航海も海の地獄をみるぜ」

船員達「へへ・・・」

船員A「へへそんなもん頭に拾われて幾数年! 慣れっこですよ!」

海賊「慣れっこか・・・なら大丈夫そうだな」

船員A「え・・・」


海賊「俺は船を降りる」

船員達「ええ!!!!」

勇者「船長・・・!」

副船長(あんたってほんとバカねぇ・・・)


237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:42:44.43 ID:+YADNkwO0
海賊「いままで世話になった」

船員A「世話になったって・・・え?」

船員B「買い出しなら、俺ら街降りてパパっと行ってきますけど」

海賊「俺も・・・思い出したんだよ」

海賊「やらなきゃいけねぇこと。果たさなきゃいけねぇ使命」

船員A「船長・・・・?」

勇者「ど、どうしてですか!! もしかして私のために!!?」

海賊「いいや、ちげぇよ自惚れんな」

海賊「お前はただのきっかけだ」

勇者「でも、船長が降りたらこの船は!」

海賊「うちの海賊団なめんなよ?」

海賊「頼りになるやつなら、ここにゴロゴロいるじゃねぇか」

船員達「船長・・・!」

料理長「おう、俺らの見込んだ漢の門出だぜ! 泣くんじゃねぇ! てめぇらそれでも海賊か」

副船長「行ってきな・・・あたしらの分も、頼んだよ?」


240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:44:56.70 ID:lAhGCUPt0
俺のどうていはいくらで売れるのかなあ


241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:46:28.52 ID:lyrP9PC60
>>240
副船長「50Gで買うわよ」


244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:48:06.23 ID:+YADNkwO0
勇者「船長・・・」

副船長「ほらあんたもいくんだよ」

勇者「えっ」

船員A「えええ! 下っ端の姉御もか!」

船員B「そうか・・・そうだったのか船長・・・あんたお幸せにな」

船員C「船長~~下っ端の姉御と末永くな~」

船員D「船長から受けた恩、決して忘れませんよお幸せに~~」

海賊「おいおい、盛大に誤解しちまってるぜ」

副船長「嫉妬しちゃうわぁ」

海賊「・・・これから果てしない地獄がまってるってのに」

船員A「結婚は地獄ってよくききますが、下っ端の姉御はやさしいから大丈夫です!」

勇者「え? 私船長さんと結婚するの? え?」

料理長「いや、ちがうだろ」

副船長「あんたも、やることあるんだろ・・・・?」

勇者「やること・・・・・うん!!」


246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:53:47.40 ID:+YADNkwO0
海賊「あとは、任せた!」グッ

副船長「あいよ。あんたらも、任せたよ。この世界!」

海賊「次はヘマこかねぇ。絶対に守ってみせる」

料理長「大丈夫だ。俺たちもいる。世界中にあんたが15年かけてあつめた仲間たちがいる」

海賊「あぁ。また、会おうぜ兄妹」

料理長「当然だ。全部おわったらここへ帰ってこい」

料理長「最高のご馳走を用意してまってる」

海賊「おう」ガシッ

船員達「いままでありがとうございました!」

船員A「あんとき頭に買われたなかったら俺たちいまごろ・・・・いまごろっ!」

海賊「よせよ今生の別れじゃあるまいし」

海賊「漢磨けよ?」

船員達「はい!」


勇者「これが・・・海の漢・・・せんちょお・・・・!!」


248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:57:59.18 ID:+YADNkwO0
海賊「うわっお前鼻水なんとかしやがれ」

勇者「だってぇえ。船長さみしくないのぉ?」

海賊「バカやろう! さみしいわけあるか。海の漢だぜ?」

勇者「私がおともしますから~船長~」ズビビ

料理長(逆だな・・・)

副船長(この子大丈夫かしら)



海賊「あばよ!!」



・・・


勇者「ってかっこよく別れたのにさぁ」

海賊「なにが言いてぇんだ」

勇者「お金もってきてないってちょっと・・・」

海賊「うるせぇ! ほら、これ半分かじれ」

勇者「はぁい」ガジガジ


250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:02:08.17 ID:+YADNkwO0
勇者「船長・・・」

海賊「なんだよ。まずかったか?」

勇者「ううん。違う。あのね、どうして一緒におりてくれたの?」

海賊「・・・はぁ~」

勇者「ため息!?」

海賊「俺って・・・なんだかんだひきずってんだろうなぁ・・・」

勇者「え~~? 何を?」

海賊「お前が名ばかりのポッと出勇者なら、ペイっと港に放りだして終わりだったかもしれないのによぉ」

勇者「ひどくない・・・」

海賊「助けてやったんだから文句いうなよ」ツンツン

勇者「うぅ、その節はありがとうございました」

海賊「200000Gそのうち返してもらうからな」

勇者「体で?」

海賊「ブッ、そ、そう・・・肉体労働でな」

勇者「がんばります!」


251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:06:40.14 ID:+YADNkwO0
海賊「じゃ、俺も頑張らねぇとな」

勇者「うん! 二人ならきっと魔王も倒せるよ!」

海賊「あったりめぇだ!」

勇者「・・・・」

海賊「どうした?」

勇者「う、ううん! なんでもない・・・・ただ」

勇者「わたし・・・母上の代わりにはなれないかもしれないけど、ごめんね?」

海賊「・・・・気にすんな。いい子に育った」

海賊「それだけで俺は生きのびて良かったとすら思えるんだ」

勇者「えへへ。命令とかしてほしい?」

海賊「やめろ。いや、たまには・・・うーん・・・」

勇者「あはは、また眉間おさえてる。本気で悩まないでよ」


253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:10:30.37 ID:+YADNkwO0
勇者「騎士よ! まずは当面の旅のお金を集めなさい!」

海賊「はっ! ってお前ぇ~~~」グリグリ

勇者「きゃんっ、痛いよぉ・・・アハハハ」

海賊「その顔は禁止だ」

勇者「顔禁止ってどういうこと~!?」

海賊「・・・ま、言われなくても金は集めるけどな」

勇者「あ、そうだ!」

海賊「何か思いついたか?」

勇者「この際、私のしょじょっていう持ち物を売れば」

海賊「バカやろう!!! それは大事にとっとけっつっただろ!!」ゴツッ

勇者「はぁい♪」




終わり


256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:12:33.02 ID:MzygCe6H0



260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:12:48.96 ID:lyrP9PC60
四人の仲間が揃うまでやるんですよね?


274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:21:13.48 ID:h842Tpo10
もちろん第二部があるんですよね?


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/07(水) 18:51:53.96 ID:BbeN2QxA0 勇者「でも >>リンク

2012.11.24

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